ジョホールで最低購入価格を100万リンギに引き上げ?!
マレーシアの不動産は、ローカルだけではなく海外投資家からの人気もあって、物件価格は上昇の一途を辿っています。
投資として見れば、不動産価格の上昇は良いことではありますが、ローカルに住む人達から見ると、給料の上昇以上に物件価格が上昇してしまっては、マイホームの夢が遠くなってしまいます。
マレーシア政府は、不動産価格の急激な高騰を抑えるために、機動的な対応を取っています。実際に、規制が強化された内容がいくつかありますが
・2012年5月くらいより、ペナン州の外国人不動産購入の基準を RM 1,000,000 以上に引き上げ (通常は RM 500,000以上)
・2013年1月より、短期の不動産売却益にかかる税金を5%引き上げ
というような内容が実施されています。
次なる規制としてニュースになっているが、ジョホール州です。ジョホール州でも、外国人の不動産価格の購入基準を RM 1,000,000以上に引き上げようとする動きが見られます。
Johor to restrict foreign property buyers
まだ、確定ではありませんが、ペナン州で実施されていることが、他の州に対しても実施される可能性は否定できません。特に、ジョホール州については、高級コンドミニアムを購入している8割が外国人ということもあって、ジョホール州での投資基準の引き上げは、不動産市場を大きく冷え込ませる可能性があります。
ジョホール州の不動産は、単価が安い事もあって、RM 500,000 以上を見つけるのも難しい場合がありますが、RM 1,000,000 以上となったら、外国人が購入できる物件は皆無に等しいと言っても良いかもしれません。仮に購入できたとしても、転売するのは非常に難しくなるため、実質不動産投資するのが難しくなるかと思います。
こうした規制は、政府が機動的にみて、不動産バブルが起きないようにコントロールしていますが、不動産売却時のリスクとしても考慮しておく必要があります。ジョホールバルの不動産物件は、今は RM 500,000 で買うことができたとしても、転売するときに基準が RM 1,000,000 以上になっていたりすると、外国人への転売が困難になります。
クアラルンプールであれば、RM 1,000,000 以上というのは、それほど大きな問題にはならいと思いますが(もともと不動産単価が高いので)、安いからといって購入した物件は、転売時に注意が必要になるかと思います。
もっとも、将来の政府の方針がどうなるかは読めませんので、このあたりはリスクとして常に認識しておく必要があるかもしれません。
制度変更などは、メルマガやブログでもお伝えしていきますので、常に最新の情報を把握しておきましょう。
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